第5回:お米ができるまで
わたしたちが毎日食べているお米。苗や田んぼの準備、田植えから稲刈りまで、長い時間と多くの手間がかかっています。水田でお米ができるまでを見てみましょう。


●田おこし
春の3月から4月頃、田んぼの準備を始めます。田んぼの土を掘り起こして空気を入れ、わらをすき込んだりして土を柔らかくします。この時はまだ水を入れずに行います。
●苗づくり
4月はじめ頃、種もみを選別して育苗箱にまき、発芽させます。それをビニールハウスに移して、田植えができるまでに大きく育てます。
●代かき
田んぼに水を入れて、肥料をまき、田植えに備えて土を平らにならします。これは苗が同じ深さに植えられるようにするための大事な作業です。
●田植え
暖かくなった4月おわりから5月はじめ頃、苗の長さが12~13センチ、葉が3枚~4枚程度になったら、田植え機に苗をセットして、田植えを行います。やがて稲は生長して、根に近い茎の節から新しい茎が増えていきます。これを「分けつ」といいます。
●草取り・肥料・水の管理
夏に向かって、稲はぐんぐん育ってきます。定期的に肥料をまいたり雑草を取ったり、水の量を細かく調整したり、害虫の発生やイネの病気の発生に注意を払います。7月頃に土に酸素を十分に取り込むために「中干し」といって、いったん水を抜いて土を乾かします。
●出穂(しゅっすい)と開花
8月上旬から下旬頃に茎の中から、さやを割ってうす緑色の穂が出てきます。この穂にお米の花が咲きます。ひとつの穂にはおよそ100~200個の花が付きますが、ひとつひとつの花が咲いているのは2時間ぐらいの短い間で、この花がもみ(米)になります。花が咲くこの時期の天候がお米の収穫量に大きく影響するので、農家にとっては気の休まらない時期です。
●稲刈り・脱穀
花が咲いて受粉が終わると徐々にめしべの根元の部分(子ぼう)がふくらんでお米になっていきます。重みで穂先がたれて、外皮は黄金色になった9月下旬から10月頃、いよいよ実った稲を刈り取ります。現在では、コンバインで稲刈りと同時に稲穂からもみを取り分ける脱穀を行うことが多く、作業の手間もずいぶんとかからなくなりました。
田んぼの準備から稲刈りまで、およそ6か月かかって、ようやくお米ができます。農家では、苗やイネの育て方、肥料や水の管理などさまざまな工夫が凝らして、おいしいお米を作ろうと努力されています。
※地域や品種によって、苗づくりから収穫までの期間は多少異なります。また、田植えや稲刈りの時期は、寒いところでは早生種が多く、暖かいところでは晩生種が多いので、必ずしも南から順番に北に上がっていくという訳ではありません。山間地や棚田などではそれにあわせた小型の機械を使ってお米作りを行っています。
<参照・出典:ごはんを食べよう国民運動HP、米穀機構・米ネットHP>
春の3月から4月頃、田んぼの準備を始めます。田んぼの土を掘り起こして空気を入れ、わらをすき込んだりして土を柔らかくします。この時はまだ水を入れずに行います。
●苗づくり
4月はじめ頃、種もみを選別して育苗箱にまき、発芽させます。それをビニールハウスに移して、田植えができるまでに大きく育てます。
●代かき
田んぼに水を入れて、肥料をまき、田植えに備えて土を平らにならします。これは苗が同じ深さに植えられるようにするための大事な作業です。
●田植え
暖かくなった4月おわりから5月はじめ頃、苗の長さが12~13センチ、葉が3枚~4枚程度になったら、田植え機に苗をセットして、田植えを行います。やがて稲は生長して、根に近い茎の節から新しい茎が増えていきます。これを「分けつ」といいます。
●草取り・肥料・水の管理
夏に向かって、稲はぐんぐん育ってきます。定期的に肥料をまいたり雑草を取ったり、水の量を細かく調整したり、害虫の発生やイネの病気の発生に注意を払います。7月頃に土に酸素を十分に取り込むために「中干し」といって、いったん水を抜いて土を乾かします。
●出穂(しゅっすい)と開花
8月上旬から下旬頃に茎の中から、さやを割ってうす緑色の穂が出てきます。この穂にお米の花が咲きます。ひとつの穂にはおよそ100~200個の花が付きますが、ひとつひとつの花が咲いているのは2時間ぐらいの短い間で、この花がもみ(米)になります。花が咲くこの時期の天候がお米の収穫量に大きく影響するので、農家にとっては気の休まらない時期です。
●稲刈り・脱穀
花が咲いて受粉が終わると徐々にめしべの根元の部分(子ぼう)がふくらんでお米になっていきます。重みで穂先がたれて、外皮は黄金色になった9月下旬から10月頃、いよいよ実った稲を刈り取ります。現在では、コンバインで稲刈りと同時に稲穂からもみを取り分ける脱穀を行うことが多く、作業の手間もずいぶんとかからなくなりました。
田んぼの準備から稲刈りまで、およそ6か月かかって、ようやくお米ができます。農家では、苗やイネの育て方、肥料や水の管理などさまざまな工夫が凝らして、おいしいお米を作ろうと努力されています。
3~4月 稲の苗を育てる、田起こし
4~5月 代かき、田植え
6~8月 水の管理、追肥など
8月 出穂・開花
9~10月 稲刈り
※地域や品種によって、苗づくりから収穫までの期間は多少異なります。また、田植えや稲刈りの時期は、寒いところでは早生種が多く、暖かいところでは晩生種が多いので、必ずしも南から順番に北に上がっていくという訳ではありません。山間地や棚田などではそれにあわせた小型の機械を使ってお米作りを行っています。
<参照・出典:ごはんを食べよう国民運動HP、米穀機構・米ネットHP>
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◆この記事へのコメント
- お米と言う字が示すように、八十八の手間ひまをかけてつくられるのがよくわかりますね。上記の説明は項目を一つしか書いてありませんがそれぞれ2~3回も行われる作業があると思います。そんな大変な作業で作られたお米は我々の大事な生命の源です。 ありがたくいただく事ともっと美味しくいただく努力をする事が生産者の方に対しての感謝につながると思います。
- Posted by いけやん at 2007年10月19日 08:37
- 代かきをするのは田んぼの水が抜けないようにと聞いた記憶があります。
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Posted by モッサン
at 2007年10月19日 20:07
- 家の父ちゃんや兄ちゃんもたんぼをしています。半年かけて、大変な仕事を汗水流しながら私たちにおいしいお米を食べさせてくれているんだな~って改めて実感し、感謝の気持ちでいっぱいになりました!!!
質問なのですが、夏の気候がお米の出来、不出来に大きく影響するようですが、どのように影響するか教えてほしいです。 -
Posted by み~も
at 2007年10月22日 14:26
- 昔は、苗代ってあったけど、もう見なくなったなあ。東北地方じゃまだあるのかなあ。
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Posted by 伊三次
at 2007年10月26日 01:36
- このまま地球の温暖化が続いたら、苗づくりや稲刈りの時期が変わるかもしれませんね。
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Posted by ぴょんりん
at 2007年11月11日 21:37
- こういう農作業に基づいたカレンダーってなんていうんでしたっけ? 田舎のおじいちゃんの家の冷蔵庫に貼り付けてあったけ。なつかしいなー。
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Posted by はっちゃん
at 2007年11月28日 17:03
- お米を作っている農家の子どもでさえ、お米が種である、とは感じていません、
最近は田植えを、見たり体験したりはしますが、種まきは、見ることも無くなってしまったのかも? -
Posted by こめみまん
at 2008年01月09日 18:39
- 米と言う字は「八十八」で構成されていることから、米を作るには農家の方が八十八度の手間をかけておられるので1粒1粒大事にたべなさいということだったと思います。
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Posted by えっちゃん
at 2008年01月16日 21:57
- 水の管理が重要です。
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Posted by kitty
at 2008年01月19日 00:19
- 勉強になりました。
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Posted by しょーちゃん
at 2008年03月06日 00:13
- 雨ニモマケズ……の詩に「ヒデリノトキハナミダヲナガシ/サムサノナツハオロオロアルキ」とありますが、夏の気象が米の出来に影響するのは、今も、高温、低温と日照不足、あとは台風くらいと思います。
低温は、出穂3週間前くらいからの平均気温が17度、出穂後1ヵ月間で15度を割ると、幼穂や花粉の分化・成長、開花・受精、玄米の充実に影響するそうです。平成5年には、むつ市や八戸市で7月下旬~8月上旬(出穂前)の平均気温が16度、最低気温が14度くらいで収穫皆無だったそうです。日照不足も重なりました。
いもち病菌の活動適温は21~24度くらいなので、低温と日照不足は蔓延につながりやすいです。これは全国どこでも問題になり、農協や普及所から農薬をふるよう指導が出ます。ひどい場合は収穫ゼロになることもあるそうですが、私は堕農なのでふりません。
出穂後に高温が続くと「乳白米」が増えるといわれます。高温で光合成が進まなかったり、合成した養分を夜間に稲が消費してしまったり、籾の成長が急で養分の供給が追いつかなかったりして、玄米にでんぷんが均等に蓄積されず隙間の部分が乳白色に見えるのだそうです。未熟米の一種ですから収量品質とも低下します。
台風は、倒伏、冠水以外にも、フェーンによる高温障害(急激な蒸散で一時的に稲が水不足になって衰弱するなど)や海岸部では塩害もあります。
用水の不足は、賢治の頃は深刻だったのでしょうが、近年は日本ではあまり聞きませんね。 -
Posted by 雄町
at 2008年03月08日 19:38
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いなきから紙飛行機を飛ばしたり、高いところから飛び降りたり、また、刈り取ったところで野球をしたり、今から思うと洗濯がたいへんだったろうな感じています。