第13回:「ごはんでエコ ~食の変化編~ 」(保田先生)
最近はお米を食べなくなり、芋や豆、野菜もだいぶ消費が減りました。それに代わって肉や卵、牛乳・乳製品、油をたくさん食べる生活に変わっています。農林水産省「農林水産統計データ」によると、国民1人1年あたりのお米の供給量は1960年で114.9kg、2006年で61.0kg。供給量とは、国産・輸入品を合算した食料のうち、人のお腹に入れることができる量を人口で割ったものです。
これが近年は半分ほどに激減しており、それにつれて野菜など土を耕して直接食べられる食べ物は総じて消費が減っています。そして、畜産物と油脂類の消費がずっと増えています。
この食べ物をカロリーに換算して365日で割ったのが、1日あたりの供給カロリーです。これで見ると、1960年では2290kcalで、当時は若い世代が多く、家事も会社も汗することが多かった頃。もっと必要だったかもしれませんが、ようやく飢えから開放された程度です。そのうち、お米からとるカロリーは1100kcal、ちょうど半分で、お米はまさに主食でした。対して2006年、社会はかなり高齢化社会になっています。家事も会社も汗することが少なくなったにも関わらず、2547kcalです。お米からとるカロリーは23%ですから、もう今、お米は主食とはいえないかもしれません。
これは若い世代が肉・油依存型の食生活になったため、お米の消費が減ってきたということでしょう。当然、その若い世代が年をとってもその食習慣は続くでしょうし、次の世代にも食習慣は伝わっていきます。ということは、お米の生産調整はさらに強化されることになります。私たちが食生活を変えたことで、お米を作付けできない水田を増やしてしまっているのです。
私たちは日本の風土に合わない食生活をして、一見華やかな食事をしているように見えるけれども、世界に誇るおいしいお米を生み出す水田をダメにしている、そういう生活をしていることになります。食料の大切さを考えるためにも、あらためて、もう一度お米を主食に取り戻し、そして田んぼを大切にする気持ちをしっかり持ち続けることが重要となるのです。

社会科担当:保田先生
プロフィールはこちら
〈参照・出典:「有機農業運動の到達点」著・保田茂、農林水産省HP〉
これは若い世代が肉・油依存型の食生活になったため、お米の消費が減ってきたということでしょう。当然、その若い世代が年をとってもその食習慣は続くでしょうし、次の世代にも食習慣は伝わっていきます。ということは、お米の生産調整はさらに強化されることになります。私たちが食生活を変えたことで、お米を作付けできない水田を増やしてしまっているのです。
私たちは日本の風土に合わない食生活をして、一見華やかな食事をしているように見えるけれども、世界に誇るおいしいお米を生み出す水田をダメにしている、そういう生活をしていることになります。食料の大切さを考えるためにも、あらためて、もう一度お米を主食に取り戻し、そして田んぼを大切にする気持ちをしっかり持ち続けることが重要となるのです。

社会科担当:保田先生プロフィールはこちら
〈参照・出典:「有機農業運動の到達点」著・保田茂、農林水産省HP〉
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◆この記事へのコメント
- 昔の食生活に戻す必要があるように思います。欧米化の食事も確かにおいしいですが、日本食を見直して、ご飯を見直していかないといけませんね。
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Posted by もこもこ
at 2008年02月06日 06:58
- 保田先生の授業は今の食生活が地球環境に悪影響を与えている事に警鐘を鳴らしてくださっています。
このままだと水田が減ってしまい、自然が無くなってしまいます。食糧の自給率向上と自然環境の保全の両立して行くにはもっとお米を、即ちごはんを食べないといけませんね。 -
Posted by いけやん
at 2008年02月06日 08:17
- 色々なものを食べるという点では、あまりご飯に偏る必要はないのかなとも思いますが、食の保守性が働くからなのかやっぱりご飯になってしまいます。ご飯への回帰ということでしょうか。
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Posted by はっちゃん
at 2008年02月06日 08:46
- 日本の食生活が海外に依存してしまって、食の安全、安定、安心、を見失ってしまう。寂しい事です。
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Posted by こめみまん
at 2008年02月06日 09:21
- 米の消費量がS37年に比べ半減していることは何度か授業に出ましたが、半減して安定しているのではなく今も減り続けています。主食用米の需要量は、
H16.7~17.6 865万トン H20.7~21.6 819万トン(見こみ)で、毎年9万トン程度減り続けていることになります。
20年産米の需要見こみは815万トンと算定されていますが、19年産が作況指数99、生産量854万トンだったので「作りすぎ」です。815万トンに押さえるには面積で10万ha減らす必要があることになります。
それで「地域水田農業活性化緊急対策」というのが実施されることになり、20年に転作を拡大すれば5万円/10aの一時金が支給されます。×10万haだから500億円の補正予算が計上され、現在、参加農家を募っています。
コメの価格維持が目的の政策なので、田んぼのエコにも消費拡大にももともと無縁ですが、なんともやりきれない気分になったのでご紹介します。
ご組の方程式でいくと、10万ha→50万トン→毎日0.2杯のごはん になりますが、500億円で0.2杯の消費拡大ができないものでしょうか?長くなってすいません。
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Posted by 雄町
at 2008年02月06日 12:53
- 図で見ると肉・油依存型の食生活になってきたのが良くわかります。
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Posted by モッサン
at 2008年02月06日 21:06
- ここ数年、海外で日本食ブームが起こっていますよね。そこから見ても、いかに日本食が体に良いかわかります。
もっと自分の国の食文化に誇りを持つべきデスね。 -
Posted by まめにゃん
at 2008年02月12日 11:53
- ごはんが今や主食とはいえないくらい消費量が減っているとは、なんと悲しいことでしょう。
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Posted by み~も
at 2008年02月13日 13:40
- ご飯が減ってきたのですね。
私は、ごはん派です。 -
Posted by kitty
at 2008年02月16日 23:56
- 私もご飯派です。
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Posted by えっちゃん
at 2008年02月18日 22:50
- 私は自称「ごはんバカ」というぐらいごはん派です!笑
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Posted by み~も
at 2008年02月27日 11:19
- ごはん派です。
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Posted by しょーちゃん
at 2008年02月27日 23:41
- ご飯よりパンが好きでしたが 何がきっかけか、ご飯党になりました。
日本食の良さをあらためて感じる今日この頃です。やはり日本人にあっているんでしょうね。 -
Posted by kao
at 2008年02月28日 09:12
- わたしもご飯派です。
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Posted by kitty
at 2008年02月28日 23:06
- 勉強になりました。
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Posted by しょーちゃん
at 2008年03月06日 00:09
- 私もご飯派です
でもそんなの関係ねぇ - Posted by ふじこ at 2008年04月18日 11:22
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